都市間は車より列車
ローマ—フィレンツェは高速鉄道で90分。旧市街のZTLはレンタカーに自動罰金を出す。車は田園用。大きな拠点間は列車。
イタリアの通貨とチップ、列車、行く時期、旅の実践アドバイス。eSIMでいちばん簡単なつながる方法も。
イタリアは、芸術・食・歴史を1平方キロあたりこれほど詰め込んだ土地がほとんどない。ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィアは初回の定番三角だが、アマルフィ海岸、シチリア、ドロミテ、ウンブリアとプーリアの小さな町で、多くの旅人が心を置いていく。
この国は地方の誇りで動く。パスタの形、ワイン、コーヒーの作法まで、百キロごとに変わる。その土地の名物を食べ、11時以降のカプチーノが観光客マークだと割り切る。それでいい。
楽しさは小さな決まりにある。食後にカプチーノは頼まない、パスタにチキンは頼まない、会計を急かさない。不親切ではない。快楽を真剣に取る国だ。ハウスワインを頼み、トスカーナではペコリーノ、カンパニアでは水牛のモッツァレラ。二時間のランチを起こさせる。
ローマ—フィレンツェ—ヴェネツィアは、各都市に本当の時間を置けば初回の三角として成立する。ワイルドカードを一つ——食ならボローニャ、空気ならドロミテ、全部ならシチリア——足すと、絵葉書ツアーで終わる感じが消える。イタリアは、居残る人に気前がいい。
基礎知識
旅人のコツ
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ローマ—フィレンツェは高速鉄道で90分。旧市街のZTLはレンタカーに自動罰金を出す。車は田園用。大きな拠点間は列車。
コロッセオ、ウフィツィ、ヴァチカン美術館、最後の晩餐は時間指定を先に取る。傑作だらけの教会を含む、ほかのほぼすべては歩いて入れる。
厨房は19時半前後に開き、地元は20時半以降に埋まる。コーヒーはバーで立って飲む。テーブルサービスは倍になりやすく、有名な広場では特に。
高速列車は席と時刻が紐づく。地方列車はそうではなく、ホームの小さな機械で乗車前に刻印する必要がある。車掌は観光客だからと見逃さない。刻印するか、最初から有効なTrenitalia / Italoアプリで買う。
コロッセオやアカデミアの横、五カ国語のラミネートメニューは、二度と来ない人向けの値段。五分歩いて横道へ入り、手書きの短いメニューと、イタリア人が議論している店で食べる。
列車を動かしている会社は二つ。Trenitaliaは地方列車も含む全国、Italoは大都市間の高速だけ。Rail Europe系の転売は便を落とし、上乗せすることが多い。公式アプリを両方見て、Trenitaliaでは都市名をイタリア語(Roma、Firenze)にする。時刻表の半分しか載っていない第三者サイトは飛ばす。
ItaloとTrenitaliaの先行割引枠が安いのは、気が変わっても変更できないからだ。日がまだ曖昧なら柔軟運賃。Italoだけではシエナに着けない。最後の区間はTrenitaliaの地方列車。高速の背骨を外れるなら、一社で完結する予約のほうがきれい。
ローマから小さな丘の町まで、旧市街はカメラ取り締まりの通行制限区域。レンタカーのGPSは平気で中に入れ、カメラ一台ごとに別の切符がレンタル会社へ郵送される。
ローマ周辺の小さな青銅の水飲み場は飲用可。ボトルを一度満たし、名所ごとにペットボトルを買わず継ぎ足す。
よくある質問
飲み物は出る。視線も出る。食後はエスプレッソ、ミルクコーヒーは朝に残す。SIMロック解除済みのiPhone XS、Pixel 3、Galaxy S20以降なら、その議論のあいだもeSIMでTrenitaliaと地図が動く。
列車アプリ、迷路のような旧市街の地図、翻訳、店探しで1日1〜2GBが目安。15GBあれば十日は余裕。配信とホットスポットなら20GBか無制限へ。
都市、町、鉄道路線沿いはしっかりしている。厚い壁の旧市街、ドロミテの谷、アマルフィやチンクエテッレの遠隔の遊歩道では弱くなる。普通の旅程の立て方は変わらない。
イタリアの空港SIMカウンターは市内店より明らかに高く、登録にパスポートを求める。eSIMなら両方避けられる。家で入れ、ローマに着き、手荷物受取へ歩くあいだにデータが切り替わる。
イタリア単一国は国境で止まる。欧州広域eSIMならイタリアと大陸の残りを一プランで。イタリアが長い欧州ルートの一停留なら、広域を選ぶ。
eSIM プラン
スマホの列車切符、レストラン予約、中世の路地の道案内。イタリアはデータがあると格段に滑らか。eSIMは空港を出る前に起動し、ローミング請求を避ける。
Trenitalia、Italo、美術館のQR、一区画ごとに名前が変わる通りのGoogle Maps。スマホが普通に動けば、イタリアは滑らか。出発前にeSIMを起動しておけば、フィウミチーノは列車の乗車になり、SIMの用事ではなくなる。